Instagramからの購買者が急増!化粧品の購買行動について
画像や動画が簡単に共有できることから、全世界で多くの人に親しまれているSNS「Instagram」。日本国内だけに限っても、月に2,000万人の方が利用するといわれています。化粧品のプロモーションにおいても、その影響力は決して無視することはできません。
しかし、今までSNSを活用した販促活動をしたことのない企業にとっては、「どんな層をターゲットにしたら良いのか」「どのようにプロモーションすれば良いのか」と、わからないことも多いでしょう。
今回は、Instagramの影響による消費者の購買行動の変化と、それに対応した有効な販促活動について取り上げます。
Instagramと化粧品販売の組み合わせは相性が良い?
化粧品は美しさ、つまり人の見た目に関わる商品であることから、実はInstagramと非常に相性が良いのです。
マーケティング情報メディア「BWRITE」が行った調査によると10~29歳の女性の9割が「美容・化粧品の画像や動画をネットで見る」と回答しています。視聴するメディアを見ると、1位はYoutube、2位はInstagramとなっており、Instagramは若い女性への情報発信力が高いことがわかります。
Instagramからの購買行動は「若い女性が化粧品を買う」パターンが最も多い
つづいて、ネットマーケティングや口コミに関連する事業を営む「サイバー・バズ」が行った「Instagramの投稿を元にしたユーザーの購買意向」という調査の結果を見てみましょう。
同調査によると、Instagramの女性ユーザー中、88%もの人が「他人の投稿を見て、店舗を訪れるなど何らかの購買行動を起こしている」と回答しています。さらに、購入に至った商品のジャンルは「美容関連」の割合が最も多いという結果になりました。
このように、実際の消費者の購買行動から見ても、「Instagramは、若い女性に対して化粧品を訴求するのにとても有効なメディアである」といえるのです。
Instagramを化粧品販売に活用する際のポイント
それでは、実際に自社の化粧品の写真をInstagramに掲載して販売促進に活用する際のポイントを3つご紹介します。
商品の見た目だけでなく、使い方や使用感も紹介する
化粧品のパッケージや中身の見た目は、企業のホームページや通販の購入ページなどでも確認できるはずです。Instagramではそれらに加えて効果がアップする使い方や、利用者からの口コミといった「見ている人が思わず使いたくなってしまう情報」を発信することをおすすめします。
モデルや有名タレントを使ったキャンペーンを実施する
広告宣伝費はかかりますが、若者に影響力のあるタレントを起用して商品の使用感を紹介する投稿を行うのも、注目を集めるためには有効な方法です。その際は、背景や服装で季節の変化が感じられるようにするなど、見る人を飽きさせない工夫も必要です。
利用者の口コミ拡散を狙う
販売元が商品の良さをPRするのも重要ですが、既存利用者の投稿を促すのも重要です。ハロウィンやクリスマスに合わせて、ユーザーに商品を使った自撮り画像を投稿してもらうイベントを開催する方法などが考えられます。
SNSが消費者の購買行動に与える影響力は、もはや無視できないレベルにまで増大しています。化粧品販売を行うなら、このメディアの力を利用しない手はありません。Instagramでバズが発生すれば、大きく売上が上る可能性もあるので、ぜひ販売促進に活用してみましょう。