チューブ容器のメリットと選び方
化粧品の容器は中身の安定性を保つことはもちろんのこと、使用場面、デザイン性などからも選択されます。
おもにはボトル容器、ジャー容器、チューブ容器などがありますがそれぞれ異なる特徴があり、
今回は日本ゼトックが最も得意とする「チューブ容器」について紹介します。
1. チューブ容器とは
チューブ容器は、さまざまな業界で幅広く活用されています。
たとえば、食品業界ではマヨネーズやケチャップ、マスタードなどの調味料に、医薬品業界では軟膏、クリームなどの外用薬に、化粧品業界ではハンドクリーム、フェイスクリームなどのスキンケア製品や歯磨き剤、リップクリームなどに、工業製品ではグリスや接着剤、塗料などにチューブ容器が用いられています。
チューブ容器は、さまざまな製品の包装工程において重要な役割を果たしており、特に化粧品業界では、製品の品質や衛生面、利便性、そしてマーケティング戦略において重要な役割を果たしています。
2.化粧品業界とチューブ容器
チューブ容器は、化粧品だと、スキンケア、ヘアケア、ボディケア製品など、さまざまな用途に対応しています。
特に、クリームやジェルタイプの製品には最適で、その柔軟な形状が製品の使用感を高めます。また、チューブ容器はポータブルであるため、旅行用サイズやミニサイズの製品にも広く利用されています。
市場規模においても、チューブ容器を使った化粧品は年々成長しており、特に環境意識の高まりから、再生可能な素材やリサイクル可能なチューブ容器の需要が急増しています。日本国内の製造業においても、こうしたトレンドに対応するため、チューブ容器の導入が増加しています。
3.チューブ容器のメリット
3-1. 衛生的
ボディクリームなどで使われるジャー容器は口が広く使いやすい反面、外気に触れる面積が大きく指を直接入れて使うため、雑菌が入りやすいという難点があります。
その点チューブ容器は手は触れず空気との接触も少ないためよりより衛星的に使用できるといえます。 特に、光や空気に触れることで劣化しやすい化粧品やスキンケア製品にとって、チューブ容器は非常に効果的です。チューブ容器は密閉性が高く、使用する際に必要な量だけを取り出せるため、残りの内容物が空気に触れて酸化するリスクを大幅に軽減します。
3-2. メール便対応
昨今ジャー容器、ボトル容器でも増えてきましたが、チューブ容器でもチューブ径(太さ)の細いチューブやオーバル型のチューブであればメール便対応が可能です。
輸送コストを抑えるためにおすすめな仕様です。 さらに、チューブ容器は軽量で持ち運びが容易であり、旅行や外出先でも手軽に使える点が大きなメリットです。
3-3.環境配慮
他の容器と比べると比較的プラスチック使用量が少ないのがチューブ容器です。
このようにメリットも多いチューブ容器ですがどの製造メーカーでも充填対応できるわけではありません。 チューブの種類によってシール方法が異なりますので製造設備もそれぞれに必要であり、また充填時、シール時の調整など様々なノウハウが必要となります。
その点日本ゼトックは歯みがき剤ODMトップクラス企業として年間およそ1億本を製造する製造技術、ノウハウがありますので安心しておまかせいただけます。 日本ゼトックのチューブ充填が選ばれる理由はこちらからご確認ください。
日本ゼトックが選ばれる理由
4. 素材選びのポイント
チューブ容器の素材選びは、製品のパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスに直接影響を与えます。
例えば、チューブの素材として最も一般的に使用されるのはプラスチックですが、内容物によってはアルミや複合素材が適している場合もあります。アルミチューブは光や空気を完全に遮断するため、酸化を防ぐ必要がある製品には最適です。
一方、柔軟性と軽量さを求める場合には、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック素材が適しています。
また、素材の選定には、内容物の化学的安定性や、容器の密閉性が重要な要素となります。
化粧品や医薬品の一部には、特定の素材との相性が良くないものもありますので、内容物と容器の相互作用を事前に検証することが必要です。
さらに、デザインやブランディングの観点から、印刷適性や装飾の可能性も考慮しなければなりません。
日本ゼトックでは長年の経験から、アルミラミネートチューブ、ポリチューブなどの多くの選択肢を持っています。 多様な容器やそれぞれに対応した充填機を持っているため、様々な要望に応えることが可能です。
5.まとめ
化粧品の容器はデザイン性だけでなく製剤との相性や顧客の使用シーンに合わせて選定することが大切です。
選択肢は多岐にわたりますが、最適な容器を選び取ることで、製品の品質や顧客満足度を劇的に向上させることができます。チューブ容器は、化粧品業界において重要な役割を果たしており、今後もその重要性はますます高まっていくと予想されます。 チューブ充填の委託先をお探しの企業様は、特殊製剤の充填実績も豊富な日本ゼトックに、ぜひご相談ください。
開発ご依頼の流れについては、こちらのページをご覧ください。