HOME > お役立ち情報 > 化粧品を販売するために必要なこと

化粧品を販売するために必要なこと

化粧品を販売するために必要なこと

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
化粧品を販売するために必要なこと

企業が新しく化粧品事業に参入し、化粧品の販売を開始するにあたり「何か必要な許可や免許はないのか?」という点は気になるところでしょう。化粧品は人体に直接触れるものですので、製造の際は安全性に十分留意しなければなりません。

そのため、薬事法により化粧品の販売を行う際は、「化粧品製造許可」「化粧品製造販売業許可」という2種類の許可が必要だと定められています。これらの許可を取得するにはどんなことに気をつけたら良いのかご説明しましょう。

 

化粧品を販売するために必要な2つの許可

化粧品製造許可

「化粧品製造許可」とは、厚生労働省によって認可される「化粧品を製造するために必要な許可」です。その名が示す通り、この許可を取得してもできるのは化粧品の「製造」だけで、販売することはできません。

化粧品製造販売業許可

製造した化粧品を販売するために必要な許可が、この「化粧品製造販売業許可」です。もし販売した化粧品に不具合があった場合は、化粧品製造販売業許可を取得した業者がその責任を負わなければなりません。この許可を取得することによって、製造した化粧品の販売が可能になるため、本当の意味で化粧品事業を営む準備が整うわけです。

 

2つの許可を取得しなくても、化粧品事業への参入は可能?

実際には、これら2つの許可を取得せずに化粧品事業を参入している会社も数多くあります。

といっても、そうした会社は決して法律を破っているわけではありません。2つの許可を取得済の化粧品OEMメーカーに自社ブランド化粧品の製造・販売を委託しているのです。

 

化粧品業界市場レポート

化粧品OEMに関するお役立ち資料を
無料でダウンロードいただけます

コロナ後の化粧品業界がどう変化するのか、
今後の動向や注意するべきポイントを分析した資料です。

OEM販売で、自社が2つの許可を取得するメリット・デメリット

自社ブランド商品の製造・販売を他社に委託する「OEM」には、さまざまなメリットがあります。化粧品製造許可と化粧品製造販売業許可は、どちらも役所による審査が行われるため取得には大きな手間と時間がかかってしまいますが、OEMなら実際の製造・販売を行うメーカーがすでに許可を取得済みなので審査を受ける必要がないのです。

もちろん、自社で2つの許可を取得してもかまいませんが、常勤で管理責任者を配置したり、品質管理の体制を整えたりする必要が出てくるため、自社の負担は増加してしまいます。

このように、新規参入の負担を大きく軽減してくれるOEM販売ですが、デメリットがないわけではありません。自社ブランド製品のパッケージに、OEMメーカーの企業名を記載しなければならないのです。製造・販売を他社に任せている点を気にする消費者がいる可能性には、注意する必要があるでしょう。

 

まとめ

化粧品の販売を始めるためには、化粧品製造許可と化粧品製造販売業許可の2つが必要です。これらの許可は、参入を目指す企業自身で取得することも可能ですが、すでに許可を取得済のOEMメーカーに受託製造を依頼すればその必要はなくなります。

自社で2つの許可を取得するか、それともOEM製造を行うか。どちらの方法が適しているかはその企業が置かれている状況によって異なります。自社に合った方法はどちらかもう一度よく検討してみてください。

           

化粧品OEMの
お問い合わせ・ご相談

日本ゼトックでは、化粧品の製造委託、開発委託を承っております。
高品質を保持して、大ロットの製造を行う環境を準備しております。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ最新記事

第15回 化粧品開発展2025 出展のお知らせ
2024/12/10
第15回 化粧品開発展2025 出展のお知らせ
期間:2025年1月15日(水)~17日(金)会場:東京ビッグサイトアクセス:りんかい線「国際展示場」より徒歩約7分 ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩約3分日本ゼトック ブース位置:C1-11 (東5ホール入口の近くです!) 歯みがき剤ODMにおいてトップクラスである日本ゼトックの技術、実績品を展示70年に及ぶ研究開発力と薬事ノウハウをチラ見せしちゃいます!スキンケア製品では昨今のトレンド...
日本ゼトック
チューブ容器のメリットと選び方
2024/09/19
チューブ容器のメリットと選び方
化粧品の容器は中身の安定性を保つことはもちろんのこと、使用場面、デザイン性などからも選択されます。おもにはボトル容器、ジャー容器、チューブ容器などがありますがそれぞれ異なる特徴があり、今回は日本ゼトックが最も得意とする「チューブ容器」について紹介します。 目次 1.チューブ容器とは 2.チューブ容器の主な用途 3.チューブ容器のメリット 4.素材選びのポイント 5.まとめ 化粧品OEMに関するお役...
新規事業立ち上げ
商品開発
ヘパリン類似物質とは何か。その効能は?
2024/08/29
ヘパリン類似物質とは何か。その効能は?
ヘパリン類似物質は、医療と美容の両分野で広く利用されている多機能な成分です。初めて登場したのは1930年代で、その後多くの研究と実践により、その有効性と安全性が確認されてきました。ヘパリン類似物質は、保湿効果が高いため乾燥肌やアトピー性皮膚炎の改善にも役立ちます。本記事では、ヘパリン類似物質の基本情報から、医療および美容分野での具体的な効能、化粧品開発のための提案まで詳しく解説します。これを読むこ...
新規事業立ち上げ
商品開発
医薬部外品OEMとは?メリットと戦略を解説
2024/02/29
医薬部外品OEMとは?メリットと戦略を解説
医薬部外品OEMとは、医薬部外品の製造を他社に委託するビジネスモデルのことです。不況に強い医薬部外品・化粧品業界は、安定経営を目指す企業にとって魅力的な選択肢の一つです。インバウンド需要の増加も市場拡大を後押ししており、今が新規参入のチャンスといえるでしょう。 ただ、医薬部外品業界でない企業が、一から企画や薬務手続を行い、製造のインフラを整備し、人員を確保して医薬部外品事業に乗り出すのは、ハードル...
薬事法

おすすめ記事

第15回 化粧品開発展2025 出展のお知らせ
2024/12/10
第15回 化粧品開発展2025 出展のお知らせ
期間:2025年1月15日(水)~17日(金)会場:東京ビッグサイトアクセス:りんかい線「国際展示場」より徒歩約7分 ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩約3分日本ゼトック ブース位置:C1-11 (東5ホール入口の近くです!) 歯みがき剤ODMにおいてトップクラスである日本ゼトックの技術、実績品を展示70年に及ぶ研究開発力と薬事ノウハウをチラ見せしちゃいます!スキンケア製品では昨今のトレンド...
日本ゼトック
チューブ容器のメリットと選び方
2024/09/19
チューブ容器のメリットと選び方
化粧品の容器は中身の安定性を保つことはもちろんのこと、使用場面、デザイン性などからも選択されます。おもにはボトル容器、ジャー容器、チューブ容器などがありますがそれぞれ異なる特徴があり、今回は日本ゼトックが最も得意とする「チューブ容器」について紹介します。 目次 1.チューブ容器とは 2.チューブ容器の主な用途 3.チューブ容器のメリット 4.素材選びのポイント 5.まとめ 化粧品OEMに関するお役...
新規事業立ち上げ
商品開発
ヘパリン類似物質とは何か。その効能は?
2024/08/29
ヘパリン類似物質とは何か。その効能は?
ヘパリン類似物質は、医療と美容の両分野で広く利用されている多機能な成分です。初めて登場したのは1930年代で、その後多くの研究と実践により、その有効性と安全性が確認されてきました。ヘパリン類似物質は、保湿効果が高いため乾燥肌やアトピー性皮膚炎の改善にも役立ちます。本記事では、ヘパリン類似物質の基本情報から、医療および美容分野での具体的な効能、化粧品開発のための提案まで詳しく解説します。これを読むこ...
新規事業立ち上げ
商品開発

CONTACT

お問い合わせ

メールでのお問い合わせ
お問い合わせフォーム