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化粧品OEMの国内外市場とは

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化粧品OEMの国内外市場とは

製造を外部に委託するシステム「OEM」は、化粧品業界で多く導入されています。OEMで新規参入する企業は年々増加傾向にありますが、その中でも注目したいのが海外市場をターゲットにした商品開発です。また、化粧品の輸入も従来とは異なる動きを見せています。この記事では、化粧品OEM市場における昨今の市場状況と、輸出入の推移について解説します。

化粧品OEMとは

化粧品に限らず、よく耳にするのが「OEM」という言葉です。これは「Original Equipment Manufacturer」の頭文字を合わせたもので、商品の製造を外部の企業に委託するシステムを意味します。化粧品の発売に関しては、製造販売元など薬機法で定められた国のライセンスや、専門的な製造設備が必要ですが、自社でそれらを賄うためには莫大な初期費用がかかります。しかし、ライセンスを持つOEM会社に製造を委託すれば、少ないリスクと費用で、自社開発のオリジナル化粧品を作ることが可能です。

★OEMについて、もっと知りたい方はこちらをご参照ください。
http://www.zettoc-cosme-oem.jp/oem.html

OEMのメリットは数多くあります

これからOEMで化粧品市場への参入を計画中の方に向け、代表的な化粧品OEMのメリットをご紹介します。

  1. 設備投資の資金が不要

化粧品の製造には、衛生管理が徹底された専門工場と、経験豊富な作業担当者が必要です。OEMなら工場だけでなく、商品化までの研究開発施設も外部委託できます。

  1. 製造販売業のライセンスが不要

化粧品は医薬品等と同じく薬機法により、製造・販売するためには「化粧品製造業許可」や「化粧品製造販売業許可」が必要です。OEMに委託する場合はこれらを取得する義務はありません。

  1. 容器や包装資材が一括発注できる

化粧品は中身だけでなく、容器や箱、フィルムなど様々な付属品が必要になります。これらを別々に発注すると煩雑ですが、OEM会社を通じて一括で発注することも可能です。

化粧品の過去10年間の1月~12月国内生産出荷金額

経済産業省によると、化粧品の2019年度国内工場出荷金額は1兆7,611億円です。これは、2010年度の1兆4,220億円と比べて124%の増加となっています。また、バブル経済が破綻後、加工の一途を辿っていた単価に関しても、2008年ごろから上昇の傾向が見られているのです。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界全体の経済が停滞した年でしたが、その中にあって化粧品市場は下降することなく勢いを維持できています。男性化粧品の伸びといったカテゴリーの増加や機能性の向上、さらには店頭だけでなくネット通販(EC)、テレビショッピングなど、販売チャネルが多様化したことも、消費者の購買意欲に結び付いた一因だと言えるでしょう。

化粧品業界市場レポート

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化粧品の輸出入額と主な輸出入国

国内工場出荷金額よりも、さらに大きな動きを見せたのが「輸出額」です。従来、化粧品市場は輸入の方が輸出より多かったのですが、2015年に逆転しました。以降、急カーブを描きながら増加中です。国内のインバウンド景気と同様、アジア諸国で購買力が飛躍的に上がった影響もあり、日本の化粧品は需要が高まっています。アジアの都市に旅行した方の中には、現地のドラックストアに日本の化粧品が山積みになっているのを見た方も少なくないでしょう。

これらの化粧品は、日本で製造されている商品をそのまま展開するケースもありますが、その国の市場傾向に合わせてOEMで製造する会社もあります。海外市場へ参入するには、各国の法律などクリアするべき問題があるため、その点までサポートしてくれるOEM会社に依頼すると安心です。

化粧品の輸出入額と主な輸出入国

輸出はアジアがメイン市場

日本からの輸出先としては、圧倒的にアジア各国がメインです。なかでも、2015年からは中国が急上昇しています。従来は需要が薄かった高額な化粧品も、大きな人気を呼んでいるのです。また、同じアジア圏の香港でも輸出量は飛躍的に増加しており、この後に韓国、シンガポール、台湾と続きます。

なお、輸入に関しては長い間フランスが1位、アメリカが2位で他国を引き離していましたが、近年ではタイがアメリカを抜いて2位になっており、韓国がそれを追い上げています。タイのスパ製品や韓国コスメが爆発的な人気を得たのが大きな要因で、SNSでの情報取得や手軽に購入できるECサイトの普及などにより「輸入化粧品はフランス製」という概念は変化してきているのが実情です。

まとめ

厳しい経済状況の中、勢力の衰えない化粧品市場。新規参入を目指すなら、入念なマーケティングと、信頼あるOEM会社の選択が重要です。日本ゼトックでは、OEMの専門家が国内市場・海外市場ともに御社の企画をフルサポート。刻々と変化する市場動向に合わせた、最適なプレゼンテーションを提供いたします。

           

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