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新規事業でも用意しておきたい!「看板商品・サービス」を据えることの効果

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新規事業でも用意しておきたい!「看板商品・サービス」を据えることの効果

「わが社ではA商品が売れているから、A商品が看板商品だ」という考え方をしていませんか?『売れている商品=看板商品』というわけではありません。

結果として『売れている商品=看板商品』になったとしても、売れ行きには関係なく『売りたい商品=看板商品』を持つべきなのです。以下、詳しくご説明します。

「看板商品・サービス」の役割

「看板商品、看板サービス」とは、文字通りそのブランドや店の看板となる商品・サービスのことを言います。「ブランドや店の特徴」あるいは「代名詞」ともなるべきもので、同商品、同サービスを取り扱うブランド、店との差別化を図るのに役立ちます。

消費者からすれば「消費者にとって人気があるもの=看板商品」という考え方になるかもしれませんが、販売側からすると異なる意味を持ちます。看板商品とは「売りたい商品」であり、その商品が売れることにより店の利益が上がるものであるからです。

飲食店の事例から分かる看板商品の効果

飲食店の看板商品について考えてみましょう。例えば、飲食店でも一番売りやすいのは、ベーシックなメニューです。初めて訪れるお客様はあまり冒険もしませんし、いわゆる『王道メニュー』は失敗が少なく、お金を無駄にする危険性も低くなるため、そのような傾向になります。

そこに「看板メニュー」として、飲食店側が「売りたい」商品を目立たせておくとしましょう。この看板メニューは、「旬のものを利用しているためコストが低い」「見た目がよく、コストに対して高額な売値を設定できる」「簡単なオペレーションで提供できる」など、店の利益に繋がりやすいものです。ただメニューに並べておくだけでは売れる可能性が低いのですが、看板メニューとして目立たせることで、店はより多くの利益を得やすくなるのです。

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看板に据える商品に必要な要素

ただし、看板メニューにするからには、お客様が一定の満足を得られるものにする工夫が必要となります。「次はいつものメニューに戻そう」ではなく、「次も看板メニューにしよう」と思わせるだけの要素が必要であるということです。例えば、おいしさだけでなく、他の店にはない特徴がある、個性的なネーミングにする、メニューの画像を見栄えのよいものにするなど、記憶に残り、話題にしやすいものがいいでしょう。ある程度定着するまでは、お客様にSNSでの投稿を促すようなキャンペーンを実施するのも効果的です。

このようにして、売る側が看板メニューを「看板と言えるだけの商品・サービス」に仕立て上げていくことが、非常に重要だと考えましょう。

化粧品販売における看板商品の重要性

化粧品販売についても、看板商品は飲食店メニューのように重要なものであると言えます。

  • コストが低い
  • コストに対して高額な売値を設定できる
    (商品のコンセプトやパッケージなどを工夫した結果)
  • シンプルな製造工程

こういったものを看板商品に据えることで、より利益を得やすくなると考えましょう。自社だけで達成できない場合はそれぞれの分野で強みを持っているOEM企業がいますので、相談してみると良いでしょう。

また、化粧品販売における看板商品は、ブランドや店舗全体のイメージとして捉えられるものとなる可能性が高くなります。つまり、「どんなイメージでブランドと店舗を捉えて欲しいのか」についても考える必要があるということです。それは、今後の経営にも大きな影響を与えかねない重要なものと言えるでしょう。

新規事業であっても看板商品は必要

以上、新規事業における看板商品・看板サービスの重要性をご説明しました。「新規事業を立ち上げたばかりのときは、まだ事業が波に乗っていないから看板商品は不要」と考えるかもしれませんが、どんなに初期段階であっても「自社にとって売れたほうが有利な商品」は必ずあるはずです。これを売り方も併せてブラッシュアップし、経営の強みとすることで、今後の事業展開もスムーズになります。売れるであろう商品とは別に、ぜひ「売りたい商品=看板商品・看板サービス」となるものを用意しておくようにしましょう。

           

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